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夢判断

棒状のものはペニスの象徴。袋や箱のように内部が空洞のものは子宮の象徴。

ある日、列車が宙を舞う夢を見た。明らかに男根の象徴であるし、10代の夢としては特に特異な感じでもない。

しかし、何かが引っかかる。ビデオの早戻し再生のようにして仔細にその夢を脳裏に再生する。

龍の飛翔のようにくねくねとした列車はやがてこちらに向かい、俺の頭に襲いかかる。

視界はやがて列車の内部に移り、がらんとした無人の客席が嫌らしいくらいに一点透視法で映し出される。

空洞、空間、空虚。胎内に戻った懐かしさ。

「列車は、三つ扉となっております。」

これは子宮内部だ!

先頭車両がいまだにくねくねと満月に向かってのたうち回っている。

あたかも欲望のはけ口を求めるがごとく、くねくねと…背筋運動をする陸上選手のように…。

金属のきしむ音。

そりくりかえった男根。内部は空洞。両性具有。

性は混ざり列車となって魂の故郷へ向かう。

そんな夢を見た。

Skygazer

311以降、空を見上げる人が増えたような気がする。

来たるべく巨大地震を予知する意味での地震雲か、そうでないとか。奇妙な空の色だとか、雲の形だとか。

また、東日本大震災を人工地震と考える向きには、空は人口削減計画に基づくケムトレイルを発見するフィールドである。

エイリアン・ディスクロージャーという観点からUFOを見つける人もいる。

純粋に災害であれだけの人が命を落としたのだから、今生きている奇跡的な感覚から、空の、あるいはもっと先の宇宙に感心を向けている人もいることだろう。

バブル崩壊後、日本人は空を見上げる余裕もないくらいに酷使され、地べたに這いつくばってきた。

だから、311以降、本当の社会の姿を見てしまった人たちが空を見上げるというのは比喩的でもあり、神の導きのような詩的な雰囲気もある。

twitterのタイムラインを見るだけでも、相当数の空の写真を見る。

ソーシャルには空があふれている。

僕はそんな人たちを空を仰ぐ人(Skygazer)と読んでいる。

今まで見ていなかったものに目を向けている人という、リスペクトを込めた敬称だ。

彼らは空に、おそらく、未来とか、忘れていた愛情とか、あるいは空を鏡にして俯瞰して、己を、世の中を、地球を見つめ直しているのだと思う。